まあ、そんな、子供のころの話はいいとして、僕が漫画を描き始めたのはだいたい高校生くらいからでした。だから、他の人よりずっと遅い気がします。だから、今でも、下手なままだったりしますが。

絵を描くこと自体は、ずっと好きでしたが、丁寧に描くのはめんどくさかったので、漫画もだるそうなので、ずっと描かなかったのですが、千葉の学校は、学年が上がれば上がるほど、ヤンキーとパンピーばかりになり、人と話してもつまらないので、仕方なく、高校からは漫画を描くことにしました。

高校生になってから、しばらくは、人間が描けませんでした。僕は、人間を書くのが苦手なんだな、と思ったので、人間を書けるようになろうかなと思いましたが、やっぱりめんどくさいので、亀とか猫とか、トカゲとかばかり描いていました。

けれども、そんな高校二年の時、「北斗の拳」と出会います。僕は大きく感動し漫画とは自らの内の闘争本能を、暴力と言う形で描かないと詰まらないと思い込み、亀たちが、殺しあう漫画ばかり描くようになってしまいました。

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